安芸高田市長の石丸伸二氏が、2024年7月の東京都知事選に出馬する意向を表明しました。
#東京都知事選 に出ることにしました。
— 石丸伸二(安芸高田市長) (@shinji_ishimaru) May 16, 2024
東京を変えて、日本を変えてみたいと思います。
一極集中から多極分散へ。これしか東京と地方が発展する道はないと考えています。https://t.co/y9Nc5KaKQe#安芸高田市 #東京都 pic.twitter.com/akaz5pl7Fu
任期と選挙日程
安芸高田市
・任期満了日…2024年8月8日
・市長選挙 告示日…2024年7月21日
市長選挙 投開票日…2024年7月28日
▶安芸高田市 安芸高田市長選挙の執行日が決定しました
東京都
・任期満了日…2024年7月30日
・都知事選挙 告示日…2024年6月30日
都知事選挙 投開票日…2024年7月7日
▶東京都 選挙執行一覧
若干被ってますが。
市長を辞める理由
都知事選出馬表明前に収録された動画ですが、安芸高田市長を辞める理由や今後のビジョンについてお話しされています。
地方自治体の首長ムーブメント
国政に乗り出すよりも、地方自治体の首長の方が即時的な実行権力を伴うため理想の実現性が高いのではないか。数年前から注目されるようになったこのようなムーブメントは、大阪の維新、明石市の泉房穂氏、そして安芸高田市の石丸伸二氏らに代表される大きなうねりとなり全国に波及していきました。
安芸高田市長の石丸伸二氏においては、人口減による過疎地域の「縮小均衡」を目指し財政の健全化に取り組んできたことが注目され、SNSでの発信力も相まってネット上での絶大な人気を博しています。
また同時に、安芸高田市議会との対決姿勢を強く打ち出した言動(切り抜き拡散などの影響もありますが)により物議を醸した面も注目された要因であると思われます。
新たな政治への期待とネット人気の乖離
(本記事執筆時点では)石丸伸二氏はまだ出馬表明から間もなく、都政へのビジョンや政策、さらには支持政党の有無などの詳細を語っておられません。
そのため選挙戦や対立候補についての具体的な言及は出来ませんが、石丸氏を推す有権者層は「既得権に忖度しない新しい政治」への期待感のようなものは共通して持っているのではないかと思われます。
しかしながら、先に挙げた動画内でも語られていましたが「ネット人気と実際の選挙に比例関係が表れにくい」という結果が直近に行われた各選挙でも見られるため、今後どのようにネットユーザー以外の有権者層にリーチしていくのか、その動向が注目されます。
【追記】
無所属での出馬であること、さらには「地方を救うために東京を変える、東京の過密を解消する」といった旨の発言をしておられました。
この発言の真意はわかりませんが、東京を”弱くする”という意味にも取ることができるため一定の反発はあろうかと思われます。