大阪万博界隈がにわかに騒がしいのは、どうやら赤字確定で工事も間に合わないのに中止になることもなく走り続けているからのようです。
赤字なのは国民だけ
大阪万博が中止にならない理由はまさにこの一点に尽きます。
日本を大阪から元気にしたいと嘯いた政治家も、中間マージンをふんだくって仕事は孫請けに流すだけの関連企業も、どれだけ大阪万博が赤字でもしっかりと公金から報酬を受け取っていますから中止にする理由はありません。
むしろ、全く責任を負うことなく楽して大金を稼ぐことができるという点ですでにお祭り状態なんじゃないでしょうか。
その結果、赤字を負うのは国民だけです。
万博の後には「財政難」を理由に「増税やむなし!」と声高に叫ぶ政治家が票を集めて当選します。増税によって集めたお金は新たな公金チューチューイベントに注ぎ込まれ、政治家と関連企業がまた潤います。
とっても簡単なスキームによって成り立っているのですが、何故か国民は気づかずに「従順な財源」として喰い物にされ続けるのです。
きちんと評価して報酬に反映すべき
東京オリンピックもそうだったのですが、民衆を扇動してビッグイベントを立ち上げた結果、ろくに計画も実行もできずに赤字を垂れ流す責任はしっかりと政治家が負うべきではないでしょうか。
担当プロジェクトが大赤字なら、民間企業なら責任取って降格なりクビなりの処分を受けて当然です。
『2次的、3次的な経済効果』などという言い訳は排除して、1次的な予算と収益を実行後にちゃんと振り返りましょうよ。そして赤字は政治家の給料から天引きしましょうよ。黒字なら政治家で山分けしていいですから。